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ahamo（アハモ）とは
ドコモのahamo（アハモ）は、スマホ契約に必要な要素である以下の3つがセットでコミコミになった料金プランで、使えるデータ容量が月20GBまでかつ5G/4Gスマホ向けのプランです。
- 基本料金
（電話にかかる料金） - ウェブ使用料
（ウェブを使用するための料金） - データ通信料
（通信にかかる料金）
新プランahamo（アハモ）に込められた3つの思いがドコモの報道発表資料にあり、以下のような思いで作ったプランのようです。
- 「未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
- 「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」
- 「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」
料金
ahamo（アハモ）の標準となる20GBプランの月額料金は税込2,970円と3,000円を切る価格です。（税抜価格だと月額2,700円）
期間限定の割引キャンペーンや家族割やネット回線とのセット割は無く、シンプルに税込み月額2,970円です。
主要なキャリアでよく謳われているプラン料金は色々な割引適用後の価格をアピールすることがありますが、ahamoは割引要素を考える必要がなくシンプルに月額2,970円なので非常に費用感が分かりやすいです。
また、2022年6月9日に開始の大盛りオプション(月額+1,980円)を付けると月100GBまで利用できるようになります。
※大盛りオプションで+80GBされます。
| 月額料金 | データ容量 | |
|---|---|---|
| ahamo のみ | 2,970円 | 月20GBまで |
| ahamo + 大盛りオプション ※2022年6月9日開始 |
4,950円 （2,970円+1,980円） |
月100GBまで ※大盛りオプションで+80GBされます |
他のプラン解説では月ごとの料金シミュレーションをしたりもしますが、ahamoはそのようなシミュレーションも不要です。
ahamoは月額料金が安価であるものの、ギガホ系、ギガライト系のプランでは利用できた定番の「みんなドコモ割」の家族複数回線による割引や「ドコモ光セット割」のドコモ光とのセット契約による割引を受けることができない点には注意しましょう。
また、home 5Gとのセット割「home 5G セット割」についてもahamoはセット割の対象外です。
契約期間の縛りもなし
ahamo（アハモ）は契約期間の縛りがないプランのため、いつ解約や他社へのMNPをしても契約解除料が発生することはありません。
各種手数料が無料
ahamo（アハモ）は以下の各種手数料が無料です。
- 新規契約事務手数料
※新たにahamoを契約した場合に発生する手数料 - 機種変更手数料
※ahamo回線を利用している端末の機種変更をした場合に発生する手数料 - MNP転出手数料
※ahamo回線を別の携帯会社に乗り換えを行った場合に発生する手数料
※契約期間の縛りが無いので、契約解除料も無料です。
主な特徴
ahamoの主な特徴は以下のようなものがあります。
中容量～大容量の高速データ通信が可能
標準のahamoは月20GBまでの中容量の高速データ通信ができます。
また、2022年6月9日開始の大盛りオプションを付けると月100GBまでの大容量の高速データ通信もできるようになります。
月7GBまでのギガライト系プラン、データ無制限の5Gギガホプレミアと比べるとちょうど間の立ち位置で、程よくデータ通信をしたい人に合うプランになっています。
4Gタイプのギガホプレミアについてはahamo大盛りの方が使えるデータ量が多いので価格的にもデータ量的にも凌駕しています。
速度制限時の通信速度は最大1Mbps
ahamoで月20GB（もしくは100GB）のデータ量を使い切った場合は速度制限が発生し通信速度が落ちますが、それでも最大1Mbpsの通信速度でギガライト系のプランをはじめとした一般的な最大128kbpsと比べれば、極端には通信速度は落ちることはなく、データ量が多い動画でも画質を落とした形であれば視聴できるレベルの通信速度になっています。
ahamoは（特に）楽天モバイルの旧Rakuten UN-LIMIT VIIやサブブランドであるワイモバイル・UQモバイルのプランを相当意識しているようで、速度制限時の最大1Mbpsの通信速度の設定も、これらのプランの基準に合わせ対抗してきた感じのプラン設定になっています。
ahamoは元々ドコモのサブブランドの位置付けになる予定だったようですが、国からのサブブランドではなくメインキャリアで値下げをさせるといった圧力があったようで、今回サブブランドではなく、ドコモとしてahamoのプランを増やしたといった感じになったようです。
dカード特典適用ならさらに最大5GB増量に
支払方法を「dカード」または「dカード GOLD」にすると＜ahamo＞dカードボーナスパケット特典として毎月のデータ容量の増量特典が付いてきます。
| dカードの場合 | +1GB増量/月 |
|---|---|
| dカード GOLDの場合 | +5GB増量/月 |
1GBにつき550円でデータ追加購入可能
ahamoで速度制限になったとしても1GBにつき550円（税込）で利用可能な高速データ容量を追加購入することも可能です。最大1Mbpsの通信速度に我慢できなくなった場合には、有料ですが追加データを購入しましょう。
海外82の国々・地域でも利用可能
ahamo（アハモ）の20GBのデータ容量は海外82の国々・地域（日本人渡航先の約95％のエリアをカバー）であれば追加料金なく利用することが可能です。
対象エリア
アイルランド、アゾレス諸島、アメリカ、アラスカ、アンドラ、イギリス、イスラエル、イタリア・バチカン、インド、インドネシア、エクアドル、エジプト、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オマーン、オランダ、カタール、カナダ、カナリア諸島、韓国、カンボジア、キプロス、ギリシャ、グアム、クロアチア、サイパン、サウジアラビア、サンマリノ、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スペイン領北アフリカ、スロバキア、タイ、台湾、チェコ、中国、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、ナウル、ニュージーランド、ノルウェー、米領バージン諸島、バチカン、アメリカ（ハワイ）、ハンガリー、バングラデシュ、フィジー、フィリピン、フィンランド、プエルトリコ、ブラジル、フランス、ブルガリア、ブルネイ、ベトナム、ペルー、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マカオ、マディラ諸島、マレーシア、南アフリカ、ミャンマー、メキシコ、モナコ、モロッコ、ヨルダン、ラオス、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レソト、ロシア
※注意点）15日を超えた長期での海外滞在の場合には速度制限を受ける点は注意が必要です。
5Gにも4Gにも対応
いままでのドコモのスマホ向けプランは5G回線対応のスマホには5G対応プラン、5G回線未対応のプランの場合には4G対応プランといった形の専用プランでしたが、今回のahamo（アハモ）は5Gスマホにも4Gスマホにも対応したプランになっています。
料金面も5Gになったからといっても月額料金が上がらず5Gでも4Gでも同じ料金です。
1回5分以内の国内通話かけ放題が標準
通話料金に関してはahamo（アハモ）の場合、1回5分以内の国内通話かけ放題が標準になっていて、一般的な30秒につき22円の従量課金型の通話タイプよりお得です。
また、月額で追加1,100円プラスすることで国内通話24時間いつでもかけ放題になる「かけ放題オプション」を付けることも可能です。
ahamo（アハモ）で利用できる2種類の通話タイプ
| 通話オプション | 追加月額料金 （税込） |
内容 |
|---|---|---|
| （標準） | － | 1回5分以内の国内通話が無料 （5分以降は30秒につき22円の通話料が発生） ※月額2,970円の標準タイプ |
| かけ放題オプション | +1,100円 | 国内通話が24時間いつでも無料 ※月額4,070円なら国内通話かけ放題に |
無料通話はあくまで通常の国内通話のみが対象なので、海外への通話や0570番号などの有料電話サービスへの通話は無料通話の対象外になります。
特に一部海外のデータ利用が月額料金に含む点と混同して海外通話も無料になると勘違いしないように注意しましょう！
また、メール系についても（メールアドレス宛に送信する）MMSの送受信はデータ容量の範囲内ですが、（電話番号宛に送信する）SMS送信については1通3円～の料金（文字数により変動）がかかります。（SMS受信は無料）
国内通話かけ放題は一部のMVNOのような専用のアプリを使用したといった条件はなく、通常のOS搭載の通話機能での通話でかけ放題が適用されます。
オンライン限定プラン
ahamo（アハモ）はオンライン限定のプランになっていて、いままでのドコモのプランとは異なり、近くのドコモショップやドコモ取扱店といった実店舗では契約できないプランになっています。
また、ahamoの契約を行う際にはdアカウントが必須なので、dアカウントを持っていない人はあらかじめ用意しておきましょう。
ahamoは契約だけでなく、各種手続きやサポート、困った時の相談など、諸々の対応がすべてオンラインや専用アプリでの対応が基本で、何か困った時に近くのドコモショップで無料のサポートを受けることができません。（WEB申し込みやWEBお手続きのサポートは3,300円の有料でサポート受けることは可能ですが、WEBでの操作はユーザー自体が行う形になります）
そのため、ショップ店員のサポートなく、ある程度スマホを使いこなせる上級者向けのプランで、スマホにあまり詳しくないショップ店員のサポートが欲しい人には向いていません。（通信回線の提供のみで諸々のサポートが付かないため安価を実現したと考えましょう）
「ahamoはドコモのプランですが、ドコモショップやドコモインフォメーションセンターなどで無料でのサポートは受けられません！」（とても重要）
ただし、有料サポートはauのpovoやソフトバンクのLINEMOでは無料・有料を含めた一切のサポートが店頭でのサポートでは受けられない点に比べれば、幾分優しいとはいえます。
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そのほか契約できない対象
ahamo（アハモ）はオンラインでしか契約できない他にも以下に該当する人は契約ができません。既存のプランのよりも契約できる人の対象は狭いので注意しましょう。
- 法人契約の場合
ahamoは個人契約が対象で、法人契約をすることができません。 - 20歳未満の場合
契約は結婚の有無に関わらず20歳以上の場合のみ可能です。ただし、契約者ではなく利用する人が20歳未満の人で登録することは可能です。（例：契約者は父。利用者は子供みたいな形ならOK）
キャリアメールは付かない
ahamo（アハモ）はドコモのキャリアメールが利用できません。いままでドコモのプランを利用していた人でもahamoにするとドコモのメールアドレスは無くなるので、ahamoにプラン変更を考えている人は、事前にgmailなどの汎用的なメールアドレスに変更しておきましょう。
ドコモの通常プランからahamoに変更する場合、標準ではドコモのメールアドレスを利用できませんが、「メール持ち運びサービス」を利用すると月額330円と有料ですが、引き続きドコモドメインのメールアドレスを利用することは可能です。
取扱い機種
ahamo（アハモ）公式ページで販売している機種は数機種で多くはありません。とはいえ、格安SIMでは取り扱いが少ない最新iPhone14がahamoでは購入できます。
- iPhone14 Pro Max
- iphone14 Pro
- iPhone14
- iPhone14 plus
- iPhone SE 第3世代
- Galaxy Z Flip4
- AQUOS Wish2 SH-51C
※2023年4月時点
ただし、それ以外の機種についてもドコモオンラインショップで購入することができます。
ahamoはSIMのみ契約でスマホは持ち込みたい人はahamo公式ページに対応端末のページがあり、ここで掲載されている機種は対応しています。
ahamoの申し込みで使えるキャンペーン情報
ahamo（アハモ）には割引特典はありませんが、利用特典はあり、dポイントがもらえる特典やプレゼントキャンペーンがあります。
1000円利用につき10ポイント
この特典は常設のもので毎月支払うahamo（アハモ）の利用料金で1,000円（税抜）の利用につき、dポイントが10ポイントもらえます。
ahamoとディズニープラス契約でdポイント3,990pt
ahamoとディズニープラスの両方を契約すると対象者全員に3,990円相当のdポイントが貰えるキャンペーンが終了期間未定で行われています。
- キャンペーンにエントリー
- 他社からahamoへ乗り換え
- ディズニープラスにドコモから加入
さらに抽選で5名様にQUOカード5,000円分当たるチャンスや、ディズニープラスの月額料金990円が最大6ヶ月間無料になる特典もあります。
ahamoを利用した場合のメリット
ahamo（アハモ）を利用するメリットをまとめると以下のようなものがあげられます。
- 月額料金が利用できるデータ量の割に安く、コストパフォーマンスが非常に高い
- 月20GBなら月額2,970円（税込）、月100GBなら4,950円（税込）。
- 速度制限になっても最大1Mbps。
- 海外82の国・エリアでも利用可能
- 1回5分以内の国内通話かけ放題が標準で付いている
- 5Gスマホ・4Gスマホのどちらにも対応
- 対応エリアがドコモ回線なので広い
ahamoを利用した場合のデメリット
ahamo（アハモ）を利用した場合のデメリットをまとめると以下のようなものがあげられます。
- キャリアメールアドレスが標準では利用できない
ドコモのプランですがドコモのメールアドレスは利用できません。（メール持ち運びサービスを利用する方法はある）。 - 契約・解約・サポート対応など近くのドコモショップやドコモインフォメーションセンターなどでは対応してもらえない（WEB手続きの操作方法などの有料サポートは受けられる）
スマホへのSIMカードのセットなどの対応も自己対応になるので、ある程度スマホやプランを理解している人でないと厳しいです（対応レベルが店舗をもたないMVNOと同じくらいの感じになると考えると良いです。） - 3G回線には未対応
近々サービス終了をしてしまう3G回線ではあるもののahamoの場合は初めから3G回線は利用できません。（山間部など3G回線しか届かない場所は電波が入らなくなります）
